羽子板

羽子板

羽子板と聞いて何を思い出しますか?

子供の羽根つき遊び、年末の羽子板市、話題の人を模した『変わり羽子板』等…。実は、羽子板は古来から受け継がれた深い意味のある慣習と日本独自の伝統であり、子供への愛情を中心にした素晴らしい日本文化なのです。

羽子板はかわいいお子様を守ります。

羽子板で突く羽根の玉、あの黒くて硬い玉は『むくろじ』という大木の種です。このむくろじは漢字で『無患子』と書き、『子が患(わずら)わ無(な)い』ようにという願いがこもっているのです。また、昔人々は『蚊』を恐れていました。蚊に刺される事で病気が伝染し、免疫の無い子供が命を落とすことがあったからです。羽子板の羽根が『トンボ』に似ていることから、その恐ろしい蚊を食べるトンボになぞらえて、可愛い子供の無病息災を願う、親や親族の深い愛情が込められているのです。

羽子板は女の子のお守りです。

hagoita_img_1室町時代には羽子板は遊具用と装飾用に分かれていたようです。その頃から装飾用にはお守りとして初正月、初節句に飾られるようになりました。また羽子板も雛人形と同時に『お守り』ですから、母親や姉妹と共有したり『お役目』を終えたお下がりを大切なお子様に与えるべきではありません。羽子板は単に縁起物ではなく、我々は先人から受け継がれた素晴らしい文化を通して子や孫へつたえていきたいものです。

羽子板選びのポイント

近年では 飾る場所の節約もあり、それぞれのご家庭の状況に応じて購入サイズをお決めになられるとよいでしょう。飾る場所も特にどこに飾らなくてはいけないというきまりも無いため、まず飾り場所を考えながら大体の大きさを決定してください。

羽子板の種類

羽子板は工法の違いで押絵羽子板と木目込羽子板があり、お好みによりお選びください。選ぶ際のポイントはまずご自分のお気に入りの面相(お顔)を選び、次にお衣装を選ぶ、お衣装も派手目なもの、落ち着いて色調のもの、金襴地、友禅地など色々の種類の中から選ぶことができます。大きく分けて木目込用のケースは装飾がにぎやかなタイプが多く、押絵用ケースはシンプルなタイプが主流です。